21世紀のキーワード―平和・人権・環境

長野県平和・人権・環境労働組合会議

旧統一教会問題は政治の責任で解決を

安倍元首相と旧統一教会の結びつきの解明を

入信して脱走した長野市の女性の体験が信濃毎日新聞に掲載

安倍元首相の国葬が9月27日に実施される予定ですが、国民の中止を求める声はますます大きくなっています。その理由の一つに、安倍元首相と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係が挙げられます。反社会的なカルト集団である旧統一教会と安倍元首相の関係は深いものがあり、その事実関係の解明が求められているにもかかわらず、岸田文雄首相は調査さえしようとしていません。

9月16日付の信濃毎日新聞に長野市内に住む女性が大学時代に旧統一教会に入信してしまい、洗脳されたという体験談が掲載されています。女性は「旧統一教会は政治が規制しなればならない」と訴えています。信濃毎日新聞の記事を紹介します。

長野朝鮮初中級学校の生徒が松代大本営象山地下壕を見学

地下壕入口で自らの学習発表も - 追悼碑を守る会が案内

長野朝鮮初中級学校(松本市)中級部(中学校)の1年生から3年生までの生徒14人は7月23日、松代大本営象山地下壕の見学と学習発表を行いました。

追悼碑の建設の目的や経緯、長野市が朝鮮人強制連行の歴史的事実をあいまいにした説明看板の問題などについて、守る会役員が説明しました。また、実際に地下壕内に入り、過酷な掘削工事の実態を見学しました。

生徒たちは、地下壕見学の前に、市民団体が運営する「もうひとつの歴史館・松代展示室」も訪問。スタッフの説明を聞くとともに、当時の作業を体で感じられるズリ(砕いた岩石)を運ぶ体験もしました。

また、生徒たちが事前に松代大本営について学んできたことを模造紙に書いて、地下壕入口の前で学習発表も行いました。生徒たちは在日朝鮮人として日本社会で生きていくための決意もアピールしました。

市民と野党の統一候補・杉尾ひでやさんが再選!

7月10日、参院選の投開票が行われ、市民と野党の統一候補・杉尾ひでやさんが自民党候補に約5万票の差をつけて再選を果たしました。支援をいただいたすべてのみなさまに感謝申し上げます。

しかし、全国的には自民党が圧勝し、参議院での改憲勢力は3分の2を超えました。今後、政治が暴走しないように国民・労働者の監視体制が重要です。信州の地から9条改憲と大軍拡を許さない声を中央政治に届けましょう。

参院選 大激戦!最後の4日間で勝敗が決する

立憲野党・リベラルな議席を何としても守り抜こう!

杉尾ひでやさんへ最後の支援を!

参院選長野県選挙区の最終盤の情勢は、市民と野党の統一候補・杉尾ひでやさんと自民候補がまさに横一線。大激戦です。

残る4日間の行動次第で、勝敗が決することになります。

信州市民連合は、共同代表の又坂常人さんからの終盤アピールを発表しました。

800人が「政治を変えよう」とアピール

杉尾ひでやさんも参加-松本市で県民のつどい・パレード

信州市民連合と賛同する呼びかけ人が主催して「ウクライナ即時停戦、憲法9条改悪と軍事力拡大を止めよう」をスローガンに6月5日、松本市・あがたの森公園に約800人の市民を集めて、「変えたい!政治。つくりたい!戦争のない日本。6・5長野県民のつどい」が開かれました。参議院議員の杉尾ひでやさんと3野党代表、特別ゲストに菱山南帆子さん(全国市民連合運営委員)が集会に参加。若者と女性をテーマにしたトークセッションも行われました。つどいの終了後には、市街地をパレード。道行く人たちに「変えよう、政治」とアピールしました。

 

自公政治では国民のくらし、いのち、平和は守れない

参議院長野県選挙区 労働者の力で杉尾ひでやさんの当選を

国民の暮らしといのち、平和を守れるかどうか、今後の国政を左右する重大な参議院議員選挙が6月22日公示されました。市民と野党の統一候補、杉尾ひでやさんは、長野駅前での第一声で「国会での6年間の活動と県内の地域を隅々までまわってきた経験を今後も生かさせてほしい」と第一声で訴えました。

県労組会議は、杉尾ひでやさんを推薦、政治を国民・労働者の手に取り戻すために全力を尽くします。市民団体でつくる信州市民連合も「市民と野党の力で」杉尾ひでやさんの必勝を訴えています。

 

信州市民連合が3野党と政策協定書に署名

杉尾秀哉氏が市民と野党の統一候補に

信州市民連合の共同代表7人は5月4日、立憲民主党、日本共産党、社会民主党の県事務所(立憲は杉尾秀哉選挙事務所)を訪問し、各県組織代表と政策協定書への署名を取り交わしました。杉尾秀哉氏には、政策要望書を提出、杉尾氏は「政策要望を尊重し、当選後には国政に反映する」と回答しました。

これにより、杉尾秀哉氏は、信州市民連合推薦候補、市民と野党の統一候補となりました。

信州市民連合は、5月7日(土)14時から長野市・ホテル信濃路で、杉尾秀哉氏、3野党代表などが参加するキックオフ集会を開きます。誰でもが自由に参加できる集会です。ぜひお誘い合ってご参加ください。

☞ 信州市民連合と3野党(立憲・共産・社民)との政策協定書はここをクリック

☞ 5・7信州市民連合キックオフ集会チラシはここをクリック

立憲民主党県連・下条みつ代表、杉尾秀哉氏とともに

下条みつ氏、杉尾秀哉氏と又坂常人・共同代表

日本共産党県委員会で鮎沢聡委員長などとともに

社会民主党県連合で中川博司代表とともに

新潟の韓国総領事夫妻が松代大本営を訪問

追悼碑を守る会が案内 - 日韓で歴史認識の共有をめざして

駐新潟大韓民国総領事館の権相熙(クォン・サンヒ)総領事と李琴蘭(イ・クムラン)夫人が4月11日、長野市の松代大本営象山地下壕を訪問され、「松代大本営追悼碑を守る会」の表秀孝会長など3人が地下壕を案内しました。見学の終了後には、日韓両国に根深い対立を生んでいる歴史認識問題などについて意見交換しました。

一昨年(2020年)8月、追悼碑を守る会が開いている建立記念式典に初めて総領事が出席、それ以降、総領事館と守る会の交流が継続しています。今回は、総領事が昨年、交代されたので松代大本営には初めての訪問となりました。まず、追悼碑の前で、碑の建立の目的を説明。過去の日本による侵略・加害、朝鮮半島の植民地支配の歴史を反省し、未来に向かって朝鮮半島との友好交流をめざして碑を建立した経緯を説明しました。また、長野市が設置した地下壕工事の説明看板の前では、2014年に長野市が看板の説明文の「強制的に」という文言に白いテープを張って隠し、その後、朝鮮人強制連行の歴史的事実をあいまいにする説明文に修正した経過を説明しました。

象山地下壕内では、削岩機のロッド(先端部分)が残っている場所や敗戦後に朝鮮人労働者がカンテラのススで書いた落書きの写真などを見学しました。また、工事によって犠牲となった朝鮮人労働者は、100人から300人程度だと言われていると説明すると、同胞の苦難に思いをはせて、追悼碑前で黙とうを捧げられました。

松代大本営・象山地下壕を韓国文化放送(MBC)が取材

朝鮮人犠牲者追悼平和祈念碑を守る会が案内と説明

韓国の全国ネットのテレビ局、韓国文化放送(MBC)が3月23日、長野市松代を訪れて象山地下壕を取材しました。松代大本営追悼碑を守る会の表秀孝会長など2人が取材に応対しました。

MBCからは、記者とディレクター、カメラマンの3人が来訪し、松代大本営工事の概要や「朝鮮人犠牲者追悼平和祈念碑」の建立経過、長野市が説明看板の案内文を修正し、朝鮮人の強制連行・強制労働の歴史的事実をあいまいにしてしまった問題などについて取材しました。

守る会は、大本営工事では約6千人の朝鮮人労働者が働かされ、犠牲者の数は100人から300人程度だと推定されていると説明しました。壕内に残る削岩機のロッド(先端部分)や敗戦後に書かれたと思われる朝鮮人労働者の落書き(写真展示)、岩くずを運ぶために利用されたトロッコの枕木跡などについて説明しました。

また、2014年に長野市が設置した松代大本営地下壕の看板説明文で、「強制的に」と表現していた文言に白いテープを張り隠し、その後、新しい説明文で「必ずしも強制ではなかった」などと歴史的事実をあいまいにしてしまった問題についても説明しました。

この取材の様子は、韓国内のMBCニュースで4月上旬に放映される予定です。

インタビューを受ける表秀孝会長

長野市が2014年まで設置していた説明看板。説明文の「強制的に」という文言に白いテープが張られ隠された。

敗戦間際の松代大本営への遷都計画の一環

長野市安茂里小市にも「海軍地下壕」が

地元住民が「資料館」を開き保存・公開活動を展開

長野市安茂里小市に敗戦間際に旧海軍が掘った地下壕があります。

この地下壕は、松代大本営へ天皇や政府機関を移転させる大遷都計画の一環として、旧海軍が中枢機能を置く予定の地下壕です。1945年6月から掘削され、約100mを掘ったところで敗戦を迎えました。地下壕を掘削したのは、海軍の直属部隊で、安茂里小市地区に100人前後が寝泊まりしながら作業に従事しました。

地下壕の南側には、遠く松代を眺望できる地点があり、象山や舞鶴山、皆神山が見えます。海軍地下壕の標高は、松代地域より約25m高い385mで、海軍の通信隊の拠点にする予定であったようです。

地元では地下壕を保存・公開し、歴史を語り継いでいこうと昨年、「昭和の安茂里を語り継ぐ会」が発足しました。地下壕周辺に看板や階段を設置するなどの整備をすすめ、昨年8月15日には地元の松ケ丘小学校親子見学会を行うなど、地元住民が積極的に活動してきました。

そして、「語り継ぐ会」は、昨年12月12日、共同代表の一人が所有し空き家になっていた地下壕隣にある木造平屋の家をリフォームして「小市海軍地下壕資料館」をオープンしました。壕の掘削時に使用した分厚い松の板や鉄カブト,毛布、布製のバケツ、水筒など、当時の掘削工事の様子を想像させる展示品が飾られています。

朝鮮大学校卒業・一橋大学院生の金穂実さん(東京)が海軍地下壕を見学

朝鮮大学校を卒業し、現在、一橋大学院の修士課程に籍を置く金穂実さんは、修士論文の作成中ですが、そのテーマとして松代大本営工事を選択しました。1カ月に1回は長野市に来て、松代大本営に関する関係者からの聞き取りや資料収集をしています。1月19日、金さんは、初めて小市海軍壕を見学。「語り継ぐ会」のメンバー5人が案内、説明してくれました。地元の小市区長や信濃毎日新聞記者も参加し、大変な歓迎を受けました。

金さんは見学後、「小市海軍壕は初めて見学しました。修士論文では、海軍壕も含む松代大本営工事の全体像を分析したいです」と話していました。

「小市海軍地下壕」

第2・4日曜日の9時から12時半まで開館。見学は予約制。資料代として、大人500円、中高生300円。問い合わせ 塚田 ☎︎090-2742-9364

「語り継ぐ会」の皆さんに歓迎を受ける金穂実さん

地下壕の内部

松代大本営の象山の方向を説明する写真看板も設置されている。

当時の海軍が使用した鉄製の食器が展示

地元の区長も参加してくれて大歓迎

地元の小学生から「語り継ぐ会」会員の見学案内に感謝する手紙