「戦争と植民地支配、国内暴力支配を一体と捉える歴史観を」
山田朗氏(明治大学文学部教授)が長野市松代で講演
追悼碑を守る会が主催 約120人の市民・地域住民が参加
松代大本営追悼碑を守る会は2025年8月10日、戦後80年・追悼碑建立30年の節目の企画として、大本営研究など軍事史に詳しい明治大学文学部の山田朗教授を招き、公開講座「戦後80年 松代大本営から考える戦争と平和」を長野市サンホールマツシロで催し、115人の市民が傾聴しました。
戦争体験者が少なくなるなか、戦争の記憶が風化し、昨今、世界中での紛争の多発や軍事的緊張が増大、非戦、反戦の誓いが揺らいでいかないか危惧される中、戦後80年という節目の年に、改めて松代大本営工事の実相に触れて、日本は過去とどう向き合って、未来にのぞめばいいのかを考える機会としたいとの想いから企画されました。長野市及び長野市教育委員会から後援をいただきました。山田教授は、満州事変から日中戦争、アジア太平洋戦争へと戦禍を拡大した侵略と植民地支配の加害の歴史は、新たな植民地・占領地支配、暴力の連鎖であり、戦争動員体制のために国内はもとより朝鮮半島からの朝鮮人の強制連行・強制労働が行われたと指摘、「本土決戦」遺跡である松代大本営地下壕跡は、「80年前の無謀な戦争の記憶の継承地であり、戦争・植民地支配・暴力=強制労働の記憶継承の発信地である。戦後における差別・貧困・格差を考える場にしていくことが重要」と訴えました。
山田朗教授の講演録をお届けします。














