立憲野党・リベラルな議席を何としても守り抜こう!
杉尾ひでやさんへ最後の支援を!
参院選長野県選挙区の最終盤の情勢は、市民と野党の統一候補・杉尾ひでやさんと自民候補がまさに横一線。大激戦です。
残る4日間の行動次第で、勝敗が決することになります。
信州市民連合は、共同代表の又坂常人さんからの終盤アピールを発表しました。
岸田「新しい資本主義」はアベノミクスの焼き直し
本当の意味での「再分配」政策を
2年半以上続くコロナ禍は、非正規労働者や女性、ひとり親家庭、外国人労働者など社会的に弱い立場に置かれている人々の労働と生活を直撃しました。社会活動や経済活動が正常に動いているなかでは表面化しなかった事態が、コロナ禍によってあぶりだされています。
このような危機的な事態を生み出した原因は、ここ数十年、日本の基本政策として政府・自民党が続けてきた「新自由主義政策」にあります。社会・経済のあらゆる分野に「競争」と「市場主義」を持ち込み、「公助」を切り捨て「自助」と「自己責任」を強いる政策は、強い者はより強くなり、弱い者はより弱く、富める者はますます富を蓄積し、中間層は解体されていきました。これにより、日本社会には、格差と貧困が広がり、新たな「階級社会」が出現してしまいました。
コロナ禍は、この日本社会の“不都合な真実”を多くの人々の前にさらけ出しました。
岸田政権は「新しい資本主義」を打ち出していますが、この30年間の新自由主義政策の反省、批判的な総括がないなかでは真の意味での政策転換とはなりません。参院選では、格差と貧困を拡大し、大企業や富裕層だけが優遇されてきた新自由主義政策の転換こそが求められています。そして日本社会を公助や共生、格差是正のための再分配、助け合い社会へ転換していく契機にしていく必要があります。
改憲勢力に「黄金の3年間」を与えない参院選に!
ロシアのウクライナへの侵攻は断じて容認できませんが、自民党や維新の会などがこの機に乗じて、「緊急事態条項」の創設や9条への自衛隊明記などを想定した憲法改悪論議の強行など「火事場泥棒」的な対応を取っていることにも強く抗議します。
国民の暮らしはコロナ禍で痛めつけられ、中小零細事業者の経済活動も縮小や撤退を余儀なくされています。今、政治がなすべきことは、憲法改悪論議ではなく、働く人の権利と仕事を再構築、自助・自己責任の政策から公助と共助を優先する政策への転換を図ることです。
参議院選挙の結果次第では、参議院でも改憲勢力が3分の2以上の議席を占めて、憲法改悪の国会発議が現実のものとなりかねません。参院選では決して改憲勢力に投票しないようにしましょう。改憲勢力に黄金の3年間を与えないためにも。
SBC信越放送は7月1日、参院選の争点である憲法改正問題を特集したニュースを放映しました。信州護憲ネットの代表委員を務める松澤佳子さん(県労組会議議長)がインタビューで登場しました。市民と野党の統一候補・杉尾ひでやさんも、今すすむ改憲論議に反対する立場で発言しています。SBCニュースの内容をチャプター画面で紹介します。
杉尾秀哉氏が市民と野党の統一候補に
信州市民連合の共同代表7人は5月4日、立憲民主党、日本共産党、社会民主党の県事務所(立憲は杉尾秀哉選挙事務所)を訪問し、各県組織代表と政策協定書への署名を取り交わしました。杉尾秀哉氏には、政策要望書を提出、杉尾氏は「政策要望を尊重し、当選後には国政に反映する」と回答しました。
これにより、杉尾秀哉氏は、信州市民連合推薦候補、市民と野党の統一候補となりました。
信州市民連合は、5月7日(土)14時から長野市・ホテル信濃路で、杉尾秀哉氏、3野党代表などが参加するキックオフ集会を開きます。誰でもが自由に参加できる集会です。ぜひお誘い合ってご参加ください。
「ミャンマー民主化を支援する信州の会」がニュース第3号を発行
ミャンマー民主化を支援する信州の会はこのたび、この間の活動をまとめたニュース第3号を発行しました。ニュースには、1月に長野市で開いたシンポジウムで、ミャンマーに居住する日本人、新町智哉さんの現地報告、ミャンマー人の発言などが掲載されています。また、2月1日、国軍クーデターからちょうど1年の日に実施した長野駅前でのスタンディング行動の様子や、県議会や市町村議会での国あて意見書の採択状況、募金していいただいた方のご意見・ご感想なども。民主化を戦うミャンマーの人々を支援するクラウドファンディングやミャンマーカレー(チェッターヒン)購入の呼びかけも載せています。下記のニュースをクリックしてお読みいただければ幸いです。
ミャンマーを忘れない!
4月23日 長野駅前でスタンディングを実施
反戦の意思示すプラカードを持って参加しよう!
2月24日にロシアがウクライナに軍事侵攻を開始してからまもなく2カ月を迎えます。
ロシア軍の攻撃によりウクライナ国内で民間人の死亡者が数千人規模で積みあがってきています。いかなる理由があったとしても、罪のない市民を虐殺する行為は断じて認めるわけにはいきません。ロシアはウクライナへの軍事侵攻を直ちに中止、即時停戦し、国際社会と対話を始めるべきです。
一方、NATO諸国もウクライナへの兵器・武器の供与などを強めていますが、戦闘を激化させ犠牲者をさらに生み、戦争を長引かせるだけです。NATOは対話による解決を模索するべきです。また、自民党や維新の会などがこの機に乗じて、核兵器の「共有」や敵基地攻撃能力の保有、緊急事態を想定した憲法改悪論議の強行など、「火事場泥棒」的な対応を取っていることにも強く抗議します。
戦争をさせない1000人委員会や県護憲連合、県原水禁などは、ロシアの軍事侵攻から2カ月となる4月23日、反戦平和の意思を示す長野駅前でのスタンディング行動を計画しました。九条の会や県労連などとの共闘の行動です。
誰でも気軽に参加できる行動です。プラカードに平和を求める思いを書き込んで集まりましょう!
◆と き 4月23日(土) 13時~13時45分
◆ところ JR長野駅 長野東急REIホテル前
◆主 催 6団体共闘(戦争をさせない1000人委員会/県護憲連合/県労組会議/九条の会/県憲法会議/県労連)
◆内 容 ・ロシアの軍事侵攻に抗議し、即時停戦を求めるスタンディング/ハンドスピーカーによるアピール
3月24日、侵攻1カ月にも長野駅前で50人がスタンディング
ロシアのウクライナ侵攻から1カ月にあたる3月24日にも、長野駅前で約50人がロシア軍のウクライナからの撤退、即時停戦を訴えるスタンディングを実施して、道行く人々にアピールしました。
アピールには、松澤佳子さん(県護憲連合代表委員)、山田和敏さん(県労組会議事務局次長/自治労)がマイクを持って訴えました。
以下は、お二人のアピール内容(要旨)です。
「参院議長の戦闘を称賛する発言に背筋が寒くなった」
松 澤 佳 子 さん (県護憲連合代表委員)
ロシアのウクライナ侵攻から1か月、子どもや女性、多くの市民が犠牲になっている。昨日(3月23日)、国会でウクライナのゼレンスキー大統領が演説した。ウクライナの市民が厳しい状況に置かれていることを話されてたが山東昭子参議院議長が「 多くの人々が命を顧みず、祖国のために戦っている姿を拝見し、その勇気に感動した」と発言したことに背筋が寒くなった。日本は第2次世界大戦でアジアの国々に侵略し、その深い反省から憲法9条で「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれ放棄する」と定めた。一刻も早い停戦を求めて平和外交をすすめるべき。また、ウクライナの原発が危険な状況に置かれていること、住み慣れたふるさとに戻りたい気持ちも訴えていた。東電福島原発事故を経験した日本だからこそ、みんなでいかなる戦争にも反対の声をあげていこう。
「暮らしや文化、住む人の思い出も奪う戦争に改めて激しい憤り」
山 田 和 敏 さん (県労組会議事務局次長/自治労)
連日、メディアではロシア軍により破壊されるウクライナの町の様子や、戦争から逃れる人、傷を負う人の姿が報じられている。そうした映像を見るたびに、心が重くなり、この1ヵ月、どうしても明るい気持ちになりきれない、塞ぎこんでしまうような気分になっている。ロシア軍の攻撃はやむことなく、港湾都市のマリウポリでは避難所となっていた劇場が攻撃された。首都・キエフでは大型のショッピングモールが標的となりミサイル攻撃で無残に破壊された。爆撃を受けた劇場もショッピングモールも、きっと町のシンボルのような場所だったのだと思う。そこでたくさんの人が家族や恋人、友人、職場の仲間などと一緒に楽しい時間を過ごしていた場所であったと思う。長い時間をかけ、そこで暮らす人や働く人が作り上げてきた町の暮らしや文化、そこに住む人の思い出も破壊し、奪う戦争に改めて激しい憤りを感じている。1ヵ月前までは、まさか、この21世紀に他の国を武力で侵略するようなことがまかり通るとは思っていなかった。国際社会は二度の世界大戦を経て、戦争の違法化を進め、大国による一方的な侵略を許さない方向に進んできたのに、プーチン大統領はその歴史の流れを100年・200年逆行させてしまった。プーチン大統領にも一定の理由があるようだが、武力を使って、一般市民を巻き込みながら他国の町やそこに住む人を踏みにじるようなことは到底許されることではない。今回の戦争から私たちの国のあり方なども考えることが多くなったが、今一番に思うことは、今回のウクライナ侵攻が一刻も早い停戦を迎え、この戦争に巻き込まれたすべての方に一日でも早く平和な日常が戻ってくることだ。皆さんとともに「戦争反対」、その思いを一つにして、できることをしていきたい。