21世紀のキーワード―平和・人権・環境

長野県平和・人権・環境労働組合会議

福島原発事故から11年-長野・松本で脱原発集会とスタンディング

2011年3月11日14時46分、東北地方を襲った巨大地震は、街が破壊され津波に飲み込まれ、原発事故によって帰還できない故郷が生まれるという未曽有の大災害となりました。

福島第一原発では、日本の原子力史上、最悪の大事故となりました。原発事故は収束どころから、いまだに放射能を大気中や海洋、土壌に放出し続けています。11年たったいまでも福島県では多くの人々が苦しい避難生活を余儀なくされています。故郷を放射能で奪われ、生活にも健康にも不安を抱えている人々がいる福島の現実があります。政府は、東北地方の復興が進んでいると強調しますが、津波被災地や原発事故の後処理を見ると、とても「復興」が順調に進んでいるとは言えない状況です。

3・11を前にした3月6日、長野市と松本市で脱原発を訴える集会・パレード、スタンディングでのアピール行動が実施されました。

長野駅前で右翼の妨害はねのけ40人がスタンディング

長野市では、市民団体や県原水禁などでつくる脱原発長野行動実行委員会のメンバー約40人が長野駅前に集まり、横断幕やプラカードを持ってスタンディングを行い、トランジスタメガホンで道行く市民にアピールしました。関東方面から来県した右翼団体が街宣車で私たちの行動を妨害しましたが、毅然と対応しアピールを行いました。アピールでは、11年前に福島原発事故から自主避難してきた草野麻理子さん(県労組会議書記)が自らの体験も含めてマイクをもって訴えました(アピール内容は別掲)。

松本市では150人が集会・パレード

福島で子どもの被ばく問題に取り組む千葉由美さんもアピール

松本市では、市民団体や原水禁などでつくる脱原発信州ネットワークが松本花時計公園で「3-6サラバ原発 長野県大行進㏌松本」集会を開き、約150人が参加しました。集会では、福島県いわき市で子どもたちの原発事故後の初期被ばく問題に取り組む千葉由美さんが特別ゲストとしてアピール。集会後には、市街地をパレードして市民に脱原発を訴えました。

「原発が戦争の道具、 おどしに使われることに〝ごせっぱらやける”(腹が立つ/福島弁)」

福島県いわき市からの自主避難者、草野麻理子さんのアピール

☞3・6脱原発長野行動の動画はこちら

長野駅前でロシアのウクライナ軍事侵攻に抗議するスタンディング

1000人委員会、九条の会など6団体から50人が参加

県内在住のロシア人女性も飛び入りで抗議行動に参加

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻、武力行使によって、ウクライナの市民約2000人が死亡し、100万人を超える人々が国外退避しています。

いかなる理由があったとしても、主権国家への一方的な武力行使、軍事侵攻は断じて認めることはできません。ロシアは「自衛のための侵攻」と主張していますが、戦前の日本軍を持ち出すまでもなく、過去の戦争は必ずといっていいほど「自衛」を理由にした「侵略」が行われています。ロシアはただちに軍事侵攻を中止し、ウクライナや関係諸国と平和的な解決を図るべきです。

また、プーチン大統領は「ロシアは、ソ連が崩壊したあとも最強の核保有国の一つだ。ロシアへの直接攻撃は、敗北と壊滅的な結果をもたらす」などと、核兵器の使用をちらつかせて米欧を強く牽制しました。また、戦略的核抑止部隊に「特別警戒」を命令し、最高レベルの「警戒態勢」を取り、核兵器が使用される危険性が一気に高まっています。プーチン大統領の核兵器による威嚇や、核兵器の使用を可能とする態勢づくりは断じて認めることはできません。強く抗議します。

戦争をさせない1000人委員会や県護憲連合、県原水禁、九条の会、県憲法会議、県労連の6団体は3月4日の昼休み、ロシアに抗議の意思を示し、即時停戦を求める緊急スタンディング行動を長野駅前で実施しました。緊急行動にもかかわらず約50人が参加し抗議の意思を表しました。また、偶然通りかかったロシア人女性も飛び入りでスタンディングの列に参加してくれました。

参加者一人ひとりが、「STOP WAR」「ウクライナに平和を」などと書かれたプラカードや、「ロシアのウクライナへの軍事侵攻に抗議します」「即時停戦」などと書いた横断幕をもってスタンディングを行いました。ウクライナの民衆に連帯するため、ウクライナ国旗の水色と黄色で色を付けたプラカードや横断幕がほとんどでした。

マイクをもって6人がリレートーク。

県護憲連合代表委員の松澤佳子さんは、「『平和維持のためにウクライナに派兵する』とロシアのプーチン大統領は発言しているが、旧日本軍もアジア太平洋戦争の際に、同じような理由で中国へ派兵したことから戦争が拡大していった。先ほどお昼のニュースで、ウクライナの原発で火災が起きているという報道があった。原発の周辺で戦闘が起きているようだ。チェルノブイリ原発事故、福島原発事故のような大事故が起きないか心配だ。ロシア軍はただちに戦闘を停止して、ウクライナから撤退すべき」などとアピールしました。

「一般市民はだれも戦争を望んでいない。けれども戦争で犠牲になるのは常にそうした一般市民だ」-中村宏典さんのアピール

県労組会議青年女性連絡会の中村宏典さん(自治労)は、若い世代を代表して、下記のようにアピールしました。

「ウクライナとロシアは兄弟国といわれるほど関係が近い。もともとロシアの起源はウクライナの首都キエフからはじまっているようで、日本でいえば、ウクライナのキエフが京都、モスクワが東京といえるような近しい関係という。今回の戦争は、日本でいえば東京と京都で戦争しているようなもの。そう考えると今回のロシアのウクライナ侵攻の罪深さをいっそう感じるのではないか。報道では、ウクライナから逃げる人たちの中にも、ロシアで反戦を訴える人の中にも、自分のルーツがウクライナにもロシアにもある人がたくさんいて、異口同音に『兄弟のような国なのになんで…』と、今回の戦争を嘆き、一刻も早い停戦を望んでいる。一般市民はだれも戦争なんて望んでいない。けれども戦争で犠牲になるのは常にそうした一般市民だ。戦争を主導する権力者は自分は傷つくことのない安全な場所で命令を下している。この矛盾が戦争を許せない大きな理由の一つだ」と強調しました。

続いて中村宏典さんは「今回、もう一つ許せないのは核兵器をめぐる発言だ。プーチン大統領はことあるごとに核兵器の使用をちらつかせながらウクライナに仕掛けた戦争に他国が介入するのをけん制している。今年の1月に、ロシアを含む核保有国で『核戦争をしないこと』を盛り込んだ共同声明を発表したばかりだ。その共同声明を主導したとアピールしたのがロシアだったはずなのに、その舌の根も乾かないうちに核兵器使用を脅しにつかっている」とプーチン大統領の核兵器威嚇発言を批判しました。

さらに中村宏典さんは「これまで、若い仲間とともに反核平和の火リレーにとりくんできた。栄村の副村長は広島県出身で、核兵器の被害も記憶していて、反戦・反核に強い思いを込めたメッセージを託し、若い人の反戦・反核の行動に大きな期待を寄せてくれた。他にも、核兵器禁止条約が国連で成立し、国連で核兵器禁止条約の成立をのぞむスピーチを行った藤森俊希さんを招いて、被爆者がどんな思いと歴史をもって核廃絶への運動をしてきたかを学んできた。核兵器禁止条約の成立に向けては、広島・長崎の被爆者が『わたしたちの命があるうちに何としても核兵器廃絶を』という、まさに命がけの思いにも触れてきた。だからこそ、核兵器を脅しの道具に使いもてあそぶ行為に許せない気持ちでいっぱいだ、おなじように国内でも、”核シェアリング”と言い出す浅はかな政治家にも呆れを通り越して怒りを覚える。『自分の国は自分で守る』という理屈で核兵器の利用を求めることは、今回、自衛のためにといってウクライナ侵略を強行したプーチン大統領とおなじ考えで、危険極まりない」と、自らの運動の経験をもとに「核共有」政策の導入を求める日本の政治家を非難しました。

最後に中村宏典さんは「まさか、21世紀のこの時代に他国を軍事で攻め込むなどという侵略戦争が起こるとは夢にも思っていなかった。20世紀は戦争の世紀といわれて、その反省から戦争の違法化をもとめて国連が産まれたのに、ロシアでも日本でもそれに逆行するような事態に進んでいることに危機感をおぼえる。平和な未来を望む一人の者として、明らかに時代に逆行しているプーチンの他国への侵略も、核廃絶への歩みに水をさし、被爆者の思いを踏みにじる核シェアリングにも反対する。一刻もはやい停戦と、核による脅しも禁止する核兵器禁止条約こそ、日本も世界にも共通の本当の抑止力なんだということを広げていきたい」と強調してアピールを終わりました。

ロシアはウクライナへの軍事侵攻を直ちに中止を!

プーチン大統領は核兵器による威嚇をやめろ!

即時停戦、国際社会との対話による平和的な解決を!

ウクライナ国旗色の横断幕

ロシア人女性も飛び入りで参加してくれた。

アピールする松澤佳子さん(県護憲連合代表委員)。

若い世代の思いを話す中村宏典さん(自治労)。

敗戦間際の松代大本営への遷都計画の一環

長野市安茂里小市にも「海軍地下壕」が

地元住民が「資料館」を開き保存・公開活動を展開

長野市安茂里小市に敗戦間際に旧海軍が掘った地下壕があります。

この地下壕は、松代大本営へ天皇や政府機関を移転させる大遷都計画の一環として、旧海軍が中枢機能を置く予定の地下壕です。1945年6月から掘削され、約100mを掘ったところで敗戦を迎えました。地下壕を掘削したのは、海軍の直属部隊で、安茂里小市地区に100人前後が寝泊まりしながら作業に従事しました。

地下壕の南側には、遠く松代を眺望できる地点があり、象山や舞鶴山、皆神山が見えます。海軍地下壕の標高は、松代地域より約25m高い385mで、海軍の通信隊の拠点にする予定であったようです。

地元では地下壕を保存・公開し、歴史を語り継いでいこうと昨年、「昭和の安茂里を語り継ぐ会」が発足しました。地下壕周辺に看板や階段を設置するなどの整備をすすめ、昨年8月15日には地元の松ケ丘小学校親子見学会を行うなど、地元住民が積極的に活動してきました。

そして、「語り継ぐ会」は、昨年12月12日、共同代表の一人が所有し空き家になっていた地下壕隣にある木造平屋の家をリフォームして「小市海軍地下壕資料館」をオープンしました。壕の掘削時に使用した分厚い松の板や鉄カブト,毛布、布製のバケツ、水筒など、当時の掘削工事の様子を想像させる展示品が飾られています。

朝鮮大学校卒業・一橋大学院生の金穂実さん(東京)が海軍地下壕を見学

朝鮮大学校を卒業し、現在、一橋大学院の修士課程に籍を置く金穂実さんは、修士論文の作成中ですが、そのテーマとして松代大本営工事を選択しました。1カ月に1回は長野市に来て、松代大本営に関する関係者からの聞き取りや資料収集をしています。1月19日、金さんは、初めて小市海軍壕を見学。「語り継ぐ会」のメンバー5人が案内、説明してくれました。地元の小市区長や信濃毎日新聞記者も参加し、大変な歓迎を受けました。

金さんは見学後、「小市海軍壕は初めて見学しました。修士論文では、海軍壕も含む松代大本営工事の全体像を分析したいです」と話していました。

「小市海軍地下壕」

第2・4日曜日の9時から12時半まで開館。見学は予約制。資料代として、大人500円、中高生300円。問い合わせ 塚田 ☎︎090-2742-9364

「語り継ぐ会」の皆さんに歓迎を受ける金穂実さん

地下壕の内部

松代大本営の象山の方向を説明する写真看板も設置されている。

当時の海軍が使用した鉄製の食器が展示

地元の区長も参加してくれて大歓迎

地元の小学生から「語り継ぐ会」会員の見学案内に感謝する手紙

ロシア・プーチン大統領は核兵器による威嚇をやめろ!

2月24日、ロシア軍が、ウクライナへ軍事侵攻を強行しましたが、ロシア・プーチン大統領は「ロシアは、ソ連が崩壊したあとも最強の核保有国の一つだ。ロシアへの直接攻撃は、敗北と壊滅的な結果をもたらす」などと、核兵器の使用をちらつかせて米欧を強く牽制しました。また、戦略的核抑止部隊に「特別警戒」を命令し、最高レベルの「警戒態勢」を取り、核兵器が使用される危険性が一気に高まっています。

プーチン大統領の核兵器による威嚇や、核兵器の使用を可能とする態勢づくりは断じて認めることはできません。強く抗議します。

原水爆禁止日本国民会議(日本原水禁)は、このようなロシアの対応に抗議する声明を公表しました。


ロシア・プーチン大統領の核兵器による威嚇に対する原水禁声明

2月24日、ロシア・プーチン大統領は、ウクライナへの軍事侵攻に踏み切った。国家主権と領土を武力で侵すことは国際秩序を揺るがす蛮行であり断じて許されない。

軍事侵攻後の同月27日、プーチン大統領は、戦略的核抑止部隊に「特別警戒」を命令した。ロシアの核部隊にとって、「特別警戒」は最高レベルの警戒態勢であり、三度目の「核兵器」が使用される危険な状況である。

プーチン大統領は、「核戦力」をちらつかせることで、制裁を強めた欧米を牽制する狙いがあるのだろうが、核兵器禁止条約が発効し、核兵器の非人道性が指摘された中でのプーチン大統領の命令は「核兵器」を弄ぶものであり、断じて許されず、原水禁は、強く非難する。

1月3日、核兵器を保有する5ヶ国は「中国、フランス、ロシア、英国、米国は、核保有国間の戦争を回避し、戦略的リスクを低減することが、我々にとって最も重要な責務だと考えている。」「核戦争に勝者はなく、決してその戦いはしてはならないことを確認する。」等を含む「核保有国5ヶ国のリーダーによる、核戦争を防ぎ、軍拡競争を避けることについての共同声明」を発表した。当然、核保有国5ヶ国のリーダーの一人であるプーチン大統領には、この共同声明を遵守し、「核戦争」を防ぐ義務がある。

ロシア・ウクライナ両国が、停戦交渉を実施することに同意したとの報道が出ているが、原水禁は、ロシア軍の即時撤退と国際社会への対話の窓口を開くことを強く要求する。

2022年2月28日

原水爆禁止日本国民会議

共同議長 川野浩一/金子哲夫/藤本泰成

平和フォーラム・日本原水禁がロシアのウクライナ侵攻に抗議する声明を発表

ロシアに軍隊の即時撤退と国際社会との対話を強く要求する

ロシア軍が2月24日、ウクライナへ軍事侵攻したことに対して、フォーラム平和・人権・環境と原水爆禁止日本国民会議(日本原水禁)は声明を発表しました。

平和国家として重大な岐路に―岸田政権の改憲の動きを市民の力で止めよう

県護憲連合が書面表決で総会を開く

1947年5月3日にに日本国憲法が施行されてから75年を迎えます。日本国憲法は、その前文にもあるように、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすること(平和主義)」、そして「主権が国民に存すること(国民主権)」を宣言し、「おかすことのできない永久の権利」として、「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない(基本的人権の尊重)」ことを定めました。これが、日本国憲法の最も大切な三原則であり、私たちが、この間、一貫して共有してきた理念です。

しかし、2年間にわたる新型コロナウイルス感染症の拡大によって、まさに日本国憲法で保障された「基本的人権」「生存権」が脅かされる状況が続き、安倍・菅政治を継承する岸田政権のもとで、憲法改悪を狙う動きが本格化しています。

岸田首相は年頭所感で憲法改正について「本年の大きなテーマ」と強調、1月17日の通常国会での施政方針演説では、「改憲について、国民の機運醸成にむけ、積極的な議論が行われることを期待する」と表明、憲法上許されない「敵基地攻撃能力」を含め、あらゆる選択肢を排除せずに検討するとし、専守防衛を逸脱する防衛力の強化についても言及、安倍政権時代に作成された自民党改憲案4項目を踏まえた憲法改悪への意欲を露わにしています。

さらに、自民党はこれまでの「憲法改正推進本部」を「憲法改正実現本部」に改組し、全国各地で開く対話集会の実働部隊となる「タスクフォース」を始動させ、今夏の参院選後を見据えて国民的な改憲論議を推し進めようとしています。

昨年10月の総選挙で、衆議院で憲法改正発議に必要な3分の2勢力を保持・確保した岸田政権は、衆議院解散をしない限り、2025年夏まで国政選挙のない「黄金の3年」を手に入れられるとし、今夏の参院選で参院における改憲勢力3分の2確保を実現し、憲法改正発議にこぎつけるスケジュールを描こうとしています。

こうしたことから、夏の参院選が極めて重要であることは言うまでもありません。自民党・公明党に加え、日本維新の会、国民民主党が衆参両院の憲法審査会の定期開催に前のめりとなり、自民党改憲4項目による憲法改正原案づくりが進められようとしている局面に立ち、立憲野党と市民の共闘を継続・進化させ、「平和憲法を未来へ」を高く掲げ、参議院における改憲勢力の増大を食い止めることが当面の大きな政治課題であり運動課題となっています。

毎年2月11日(建国記念の日)に県護憲連合の定期総会を開き、改憲阻止の取り組みをはじめとする1年間の運動の取り組みを確認してきましたが、新型コロナ・オミクロン株の感染急拡大により、県下で「まん延防止等重点措置」が適用されることに鑑み、第67回定期総会は中止とし書面表決により議案を決定しました。

今夏にも国会から改憲案が発議され、国民投票が実施される可能性もあります。私たち、主権者が日本国憲法と真正面から向き合う事態となります。あなたの、私の、未来の子ども達の平穏で幸せな日々のために、「戦争をさせない」、そして「憲法を変えさせない」。そのためにみんなの力を結集しましょう。

 

被爆体験の聞き取りや平和記念資料館を見学した「ヒロシマ平和の旅」報告も

県労組会議青年女性連絡会の反戦平和学習会にオンラインで43人が参加

県労組会議青年女性連絡会は2月11日に反戦平和学習会を開催しました。昨年に続き、全面オンラインでの開催となりましたが、自治労、林野労組などから43人が参加しました。

今年は、昨年11月にヒロシマ平和の旅に参加した仲間から旅の報告を受け、原爆による爆風・熱・放射線の被害の実態を、平和記念資料館や被爆電車でのフィールドワーク、被爆体験者の講話の報告から学びました。また、広島の高校1年生の講演にふれ、彼女は広島と他県の平和学習に対する環境や思いのギャップに愕然とした経験や、語り部や被爆樹木など正しい歴史を語り継ぐものが減っていくことに危機感を抱き、自らが主体的に平和活動をしていることに、感銘を受けたことも報告されました。

学習会にはオンラインで43人が参加

2月11日の「建国記念日」は神話!?

広島平和の旅の報告

 

「広島で起きた悲劇を二度と繰り返さない。

今度は自分たちが歴史を紡いでいく番だ」(吉田将大さん)

 

差別の根源と歴史的背景を学び、多様な価値観を共有できる社会をめざす

日朝県民会議が書面表決で定期総会を開く

在日コリアンや定住外国人に対するヘイトスピーチ、ヘイトクライムは、規制法が施行されて5年が経過するにもかかわらず、インターネット上での差別的書き込みや街頭でのヘイト集会・デモはいまだに放置され続けています、さらに、企業トップなどによる差別的発言も後を絶ちません。化粧品大手のDHCの吉田嘉明会長は、在日コリアンを誹謗中傷する発言を自社のホームページに幾度となく掲載しました。企業の社会的責任を放棄し、差別をあおる言動は断じて認められません。

朝鮮高校や朝鮮幼稚園は、無償化措置から排除されたままです。幼保無償化から除外された朝鮮幼稚園などの外国人幼稚園に対して政府は「新たな支援策」を今年度から導入しました。しかし、支給限度額は幼保無償化よりも低く、地方自治体が手をあげなければ支援措置を受けられないなど、きわめて問題が多い対応です。「日朝平壌宣言」に盛り込まれた「在日朝鮮人」の民族的権利や地位の問題について、日本政府が率先して解決することが求められています。朝鮮学校・幼稚園への不当な差別は一刻も早く是正されなければなりません。

朝鮮の自主的平和統一を支持する長野県民会議(日朝県民会議)は、アジアの人々との分断をますます深める歴史修正主義に反対し、アジアとの歴史認識の共有化をめざします。朝鮮学校への高校無償化、幼保無償化適用、在日朝鮮・韓国人へのヘイトスピーチの規制を求め、さまざまな差別の根源と歴史的背景を学び、多様な価値観を共有できる社会をめざします。また、南北朝鮮の融和と統一への流れを確かなものとし、米朝関係の正常化による朝鮮半島での平和共存体制の実現、一日も早い日朝国交正常化を求めて、引き続き全力で運動に取り組む方針です。

日朝県民会議は1月29日に、第44回定期総会と記念講演を計画していましたが、新型コロナウイルス感染防止対策のため集まる形での総会を中止し書面表決で開く方式としました。活動報告や運動方針、決算・予算を書面表決で議決しました。また、総括決議(下記)も承認されました。

定期総会の議案書表紙

採択された総会決議

信州市民連合と3野党が「共同のテーブル」開く

総選挙の総括議論と参院選への方向性について意見交換

県内の市民団体でつくる「信州市民連合」は1月22日、長野市生涯学習センターで県内の3野党代表とともに「共同のテーブル」を開き、「市民と野党の統一候補」で戦った昨年10月の総選挙の総括と、今年7月に予定される参議院選挙に向けた取り組みの方向性について意見交換しました。

信州市民連合からは、5選挙区の市民連合の代表者が会場とオンラインで25人が出席、野党は、立憲民主党県連から杉尾秀哉・代表代行(参議院議員)、下条みつ・幹事長(衆議院議員)など4人が参加、日本共産党県委員会からは鮎沢聡・委員長など2人が、社会民主党県連合からは中川博司・代表(県議会議員)が参加しました。

意見交換では政党側から「総選挙では、政党の訴え方が弱かった。参院選では、今の自民党政治はだめだと思ってもらう保守層にも食い込める政策が必要だ。野党になればよくなるという選択肢を示すことが大切だ」(立憲民主・杉尾秀哉氏)、「長野県では新政信州も加わる形で独自の判断でやってきた。参院選に向けて地方で合意したことは実施したい。ただ、中央に対しても丁寧に対応する」(立憲民主・下条みつ氏)、「総選挙は市民連合のとともに気持ちよく戦えた。本格的な共闘の体制で戦ったことは歴史的意義があり、第一歩を踏み出した。これを権力側が恐れた。政策内容の訴え方などには課題が残った」(共産・鮎沢聡氏)、「市民と野党の共闘こそが、国民の生活や権利のためになるという点を強調した取り組みが必要」(社民・中川博司氏)などの意見が出されました。

信州市民連合からは、「市民と野党の統一候補として継続を。参院選では『長野方式』を深化させるべき」、「政策が共闘の基本。市民連合と野党の政策を詰めていく必要」、「地方で合意する体制をつくって、中央に認めてもらう方向で政党の中で確認してほしい」、「参院選でも市民と野党の共闘で戦う方向性の確認を。政策については、参院選では何を訴えるのか、総選挙の政策は反対運動のスローガンだと批判された。ふんわりと幅広い人々に共感を呼ぶ政策を」などの意見が出ました。

会議ではまとめとして、①参院選に向けて信州市民連合と野党との間で何らかの形で政策に関する協定・確認が必要であるという認識で一致したこと、②政策については信州市民連合で案をつくり、政党側と協議して詰めていくことなどについて確認しました。

ミャンマー民主化支援2.1長野駅前スタンディング

ミャンマー民主化を支援する信州の会は、ミャンマーの軍事クーデターから1年となる2月1日の夕方、長野駅前でスタンディングに取り組みました。

新型コロナのまん延防止等重点措置下の行動のため、少人数での呼びかけと募金活動を中心に、チラシ配りなどはおこなわず実施しました。

ミャンマー民主化を支援する信州の会の若麻績代表のほか、メンバー約20人が参加しました。

ミャンマー軍事クーデターから1年

若麻績代表は「コロナ禍の中、ミャンマーの国民は、世界から見捨てられてしまったのではないかという焦燥感を強めています。私たちは、あなたたちを応援している、というメッセージを日本から届けたいと考えています。そして、日々、いのちの危険にさらされ、貧困にあえぐ方たちにすこしでも物的な援助をしたいと考えております。どうか、皆様にもお心を寄せていただきますよう、心よりお願いを申し上げます。」と訴えました。

街頭募金には約12,000円のご寄付をいただき、激励の言葉がけもいただきました。

取組みが報道されてから事務局にも「新聞で見ました」とご寄付のお申し出のお電話があり、ねぎらいのお言葉をいただきました。

今後も、コロナ禍はつづきますが、継続した支援に取り組んでいきます。

プラカード・横断幕でアピール

呼びかけする若麻績代表

新聞・テレビ 多数のメディアが報道

当日の様子を信濃毎日新聞、中日新聞、長野市民新聞、SBC、NBSに報道されました。

SBC信越放送ニュース(2月1日)

募金の呼びかけの様子(SBC 2/1)

信濃毎日新聞 2月1日朝刊

中日新聞 2月3日朝刊

朝日新聞 2月3日朝刊

長野市民新聞 2月4日