21世紀のキーワード―平和・人権・環境

長野県平和・人権・環境労働組合会議

脱原発・核兵器廃絶を求める活動を報告します(6月~10月)

◆各地域で被爆79周年非核平和行進を実施

日本被団協がノーベル平和賞を受賞し、改めて被爆者の存在と被爆体験を伝える活動、核兵器廃絶に向けた課題がクローズアップされています。

県原水禁、各地区原水禁・地区労組会議は今年6月7日から17日まで県内各地で核兵器の廃絶と脱原発を訴える「被爆79周年非核平和行進」を実施しました。6月7日に飯山市での集会、デモ行進をスタートに、17日の大北地区での自治体申し入れ活動まで県内各地で地域の平和世論を盛り上げようと取り組みが行われました。

7月1日、2日には、原水協系の国民平和大行進実行委員会の集会と行進にも参加しエール交換を行いました。

長野地区での非核平和行進

国民平和大行進の集会であいさつする大橋孝宏・県労組会議副議長

 

◆柏崎刈羽原発の再稼働は許さない-集会・デモが柏崎市で開かれる

7月15日、新潟県柏崎市の産業文化会館において、原発からいのちとふるさとを守る県民の会主催で「中越沖地震17年 福島を忘れない! 原発ハイロ全国集会」が280人が参加し開催されました。

これまで県民集会として開催されることが多かった柏崎での集会でしたが、政府によって原発回帰路線への転換がなされている今、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働反対の声を広く集めるため、全国集会という形で開催されました。

集会では、環境経済研究所代表・元新潟県原子力災害時の避難方法に関する検証委員の上岡直美さんが講演し、「新潟県の花角知事は40数回開いた委員会の総括もないままに消滅させてしまった。原子力業界は、旧日本軍のようだ。福島の被害を低く見積もり、原子力政策を続けようとしている」と指摘しました。また、福島原発事故当時の気象条件などを当てはめて、放射性物質の放出・拡散がどのようになされるか、具体的なシミュレーションを示すなど、専門家ならではの視点でわかりやすく解説しました。

集会後には、柏崎駅周辺をパレードし、柏崎刈羽原発再稼働反対の声を上げました。パレードコースは、柏崎市の中心街とはいえあまり通行人が多くありませんでしたが、店先から手を振って、「脱原発」の思いに共感してくれる姿も見られました。

長野県原水禁からは3人が参加しました。

集会には280人が参加

柏崎市内をデモ行進して原発再稼働反対をアピール

 

 

◆反核平和の火リレーに青年女性528人が参加

県内の77市町村・県に平和行政推進の要請を行う第37回反核平和の火リレーが、7月9日から8月6日まで取り組まれ、ランナー総数528人が参加しました。各自治体の要請行動には多くの理事者や応援者が出席し、77自治体中64自治体で市町村長(もしくは副市町村長)が参加いただき、「戦争を知らない人世代が増えている中、若い皆さんが取り組みを続けていくことに意義がある」、「平和の思いを地域につなぎ、次世代へとつないでほしい」など激励を受けました。

5月25日に開いた事前学習会では、新潟県平和運動センターの有田純也事務局長から「柏崎刈羽原発の再稼働が意味すること」と題し講演をいただき、地震や災害による危険性や事故のリスク、コスト高や世界で広がる再生可能エネルギーへの転換などあらゆる視点で原発に反対する理由を学びました。参加者からは「今回のような学習会にもっと参加して学ぶ機会が大事だ」という頼もしい意見も出され、反核・平和運動を押し付けられてやらされる運動にせず、なぜ取り組まれてきたのか、どうして反核が必要なのかということを考え機会をさらに増やしていこうと確認しました。

リレーは7月9日に飯田市役所を出発

ゴールの県庁に向けて走る青年組合員

 

◆広島への原発投下の時刻に黙とう-県原水禁大会

8月6日午前8時15分、広島に原爆が投下された時刻に合わせ、広島市平和祈念式典をTV中継でつなぎながら被爆79周年原水爆禁止県大会で参加者は黙とうをささげました。オンラインを含め約50人の仲間が参加しました。

県大会では「核と人類は共存できな」という思いを胸に被爆79周年活動方針を確認し、被爆直後の広島・長崎の実写フィルムを編集したDVD「にんげんををかえせ」を上映しました。県原爆被害者の会の前座明司副会長(被爆2世)、5歳の時に広島市内で被爆した今井和子さん(83歳)の被爆体験の語りを傾聴しました。

今井和子さんは、「すごい閃光でした。地の底から突き上げるようなドンっという振動、そして、体がふわっと浮いた感じがしました。(原爆が投下され)真っ暗になって、(その後)明るくなって見えたものは歪んだ家。隣の家は火を噴いて燃えていて向かいの家はぺちゃんこでした」と体験を語り、「政府は速やかに核兵器禁止条約に参加し世界の先頭に立ってもらいたい」と訴えました。

原爆投下の8時15分に合わせて参加者が黙とう

広島での被爆体験を語る今井和子さん

 

◆東京のど真ん中で脱原発をアピール 全国集会に5千人

「命をつなぐ地球環境を」をテーマに、さようなら原発全国集会が9月16日、東京・代々木公園で開かれ、脱原発や気候危機の問題に関心を寄せる労働組合や生活協同組合、市民ら約5千人が集まりました。雷雨の予報をよそに集会中は天気にも恵まれ、脱原発や気候問題などをテーマにした模擬店や各地の産直物産、キッチンカーなども出店し賑わいを見せていました。

ステージでは、各地の原発の再稼働の動きや核燃料サイクルの問題、地元漁民らの意向をないがしろにして海洋放出を続けるALPSS処理水(放射能汚染水)の課題などの報告や訴えがあり、また地球温暖化の解決策を原発に求めようとする動きに対して警鐘を鳴らす若者の発言に集会参加者は熱心に耳を傾けました。

集会後、渋谷コースと原宿コースの二手に分かれてデモ行進に移り、賑わう街並みにさようなら原発、原発は気候危機の解決にならないと訴えかけました。

長野県からは8人が参加しました。

集会の最後にみんなでプラカードパフォーマンス

手作りのプラカードを掲げてパレード

 

◆原発は民主主義と相いれない-市民集会・脱原発2024㏌信州

柏崎刈羽原発7号機(新潟県柏崎市)は、原子炉への核燃料の装塡に伴う検査が6月に全て終了し、技術的には再稼働できる準備が整ったとして、東京電力が再稼働について地元同意を求めています。しかし、福島第一原発の大事故を引き起こした東京電力に、原発を運転する資格はありません。

長野県境の栄村、野沢温泉村から柏崎刈羽原発まで50kmもありません。万が一、大事故が起きた時、長野県の北信地方が放射能被害を受けてしまうことは、福島原発事故の被害状況からみても、現実のものとなってしまいます。

市民集会・脱原発2024in信州が10月20日、長野市・県労働会館で開かれ、会場とオンライン合わせて約60人が参加しました。新潟県の柏崎刈羽原発に関する検証委員会の委員を務めた佐々木寛さん(新潟国際情報大学教授)が「原発と民主主義~柏崎刈羽原子力発電所の再稼働問題を考える」と題して講演しました。佐々木さんは「原発建設が民主主義や地方自治、人権を侵害し続けている」と強調。新潟県で県民の意思に反してすすむ柏崎刈羽原発の再稼働の準備について厳しく批判しました。また、新潟県平和運動センターの有田純也さんも集会に参加し発言。11月から柏崎刈羽原発の再稼働問題について県民投票の実施を求める直接請求署名を始めると報告しました。

集会には約60人の市民が参加

講師の佐々木寛さん

 

総選挙 与党が過半数割れ - 政権交代へ道筋つける

県労組会議の推薦候補4氏が当選果たす

国民・労働者の生活向上、平和を守る政治へ大転換を

10月27日に投開票された総選挙は、自民・公明の与党が過半数を大きく割り込み、立憲民主党などの野党が躍進する結果となりました。「一強多弱」の政治状況が一変し、与野党伯仲状態が生まれました。裏金や旧統一教会問題、絶対多数を背景にした強権的な国会運営など、自民党政治のおごりに国民の怒りが吹き上がりました。

県労組会議は1区、2区、3区、5区の4人の候補者を推薦しましたが、全員が当選を果たすことができました。みなさまのご支援に心から感謝申し上げます。

当選した衆議院議員

長野1区 篠原 孝

長野2区 下条みつ

長野3区 神津 健

長野5区 福田淳太

日朝長野県民会議の活動を報告します(7月~9月)

◆朝鮮の実情を写真を通して学ぶ ~ 日朝問題学習会

「変貌を遂げる今日の朝鮮~そこに住む人々の息づかい~」

日朝県民会議と日朝松本市民会議が主催して日朝問題学習会が7月27日、松本市の長野初中級学校体育館で開かれました。日本人や学校関係者など約80人が参加しました。

今回の日朝問題学習会は、日本政府や一部右翼マスコミなどから「悪の帝国」「独裁国家」などと非難されている朝鮮民主主義人民共和国に暮らす人々の生活、文化や仕事、地方の状況、子どもたちの姿などがどうなっているのかを写真を通して知る機会としました。

学習会の講師にお願いした盧琴順(ロ・クムスン)さんは在日朝鮮人で朝鮮新報社の写真部に所属する記者。朝鮮国内に長く滞在し、地方や子どもたちの姿、人々の表情などを撮り続けている方。盧さんは写真の仕事を選んだ理由として「マスコミを介して印象付けられた『謎』で『異質』な朝鮮民主主義人民共和国。自分たちと何一つ変わらない朝鮮の人々の息づかいがマスコミによって歪められる現実を知った。一人でも多くの日本人や在日同胞に感じてもらいたいと深く思った。学生時代から好きだったカメラが最高の武器になると確信し、写真の仕事を選んだ」と発言しています。

盧琴順さんは「変貌を遂げる今日の朝鮮~そこに住む人々の息づかい~」と題して講演しました。

盧さんは、朝鮮新報平壌特派員として自身が現地で撮影した数百枚の写真を紹介しながら、急速に発展する朝鮮の姿をわかりやすく解説しました。日朝県民会議の関係者は、「日本の報道で見るような写真ではなく、人々の普段の様子がとても自然に写っている写真ばかりで、早く平壌に行きたい気持ちになった」と話ましした。

講演会終了後、焼肉懇親会が行われ、七輪を囲みながら交流を深めました。

学習会の後、焼肉で交流会

焼肉交流会の後、全員で記念写真

 

◆松代大本営追悼碑建立29周年の集い

「加害の歴史を正視し、学びながらどう行動するか」

8月10日、旧日本軍による太平洋戦争敗戦末期の松代大本営地下壕工事で犠牲となった朝鮮人労働者を追悼し平和を祈念する集いが、松代大本営追悼碑を守る会の主催で象山地下壕入口に建立された追悼碑の前で開かれました。追悼碑建立から29周年。会員や在日団体の代表ら約60人が参加し、犠牲者に祈りを捧げました。

守る会の表秀孝会長(長野大学名誉教授)は主催者あいさつで「日朝・日韓関係に改善の兆しが見られないが、だからこそ、松代大本営地下壕工事を通して、植民地支配、朝鮮人強制連行、強制労働の加害の歴史を正視し、学びながらどう行動するかが問われている」と強調するとともに、「無念と望郷の中で亡くなられた朝鮮半島出身の皆様の霊に哀悼の意を捧げ、これからもこの追悼碑を大切に守っていくことを誓う」と決意を述べました。

今年の集いには、駐新潟韓国総領事館から呉栄煥(オ・ヨンファン)総領事が出席、また在日団体を代表して在日本大韓民国民団県地方本部の金龍洙(キム・ヨンス)団長、在日本朝鮮人総連合会県本部常任委員会の李明宏(リ・ミョンガン)委員長らから挨拶をいただきました。

追悼碑前での集いに続き、追悼碑を守る会の第30回総会を開き、追悼碑の維持管理と環境整備、地下壕の案内活動に引き続き取り組むとともに、松代大本営工事開始日から80年を迎える本年11月11日当日、さらに来年8月10日の追悼碑建立30年(戦後80年)の節目に在日2団体と連携し記念行事を実施する事業計画を確認しました。

碑の前で朝鮮人犠牲者を追悼する式典

式典の最後には全員で菊の花を献花

 

◆朝鮮幼稚園・朝鮮高校の無償化排除問題で3地区で街頭宣伝

朝鮮幼稚園が幼保無償化から排除された問題と、朝鮮高校が高校無償化措置から除外され続けている問題に関して、長野、上小、松本の日朝地区組織は駅前で街頭宣伝行動を展開しました。

7月29日に上田駅前、8月2日に松本駅前、8月9日に長野駅で実施されました。

長野駅前で道行く人に訴えた

街頭宣伝の終了後、横断幕をもっと全員で

 

 

◆長野朝鮮初中級学校創立55周年記念行事 大運動会、バザー・ミニ公演・抽選会

長野朝鮮初中級学校創立55周年および幼稚班創設40周年記念行事が9月15日、同校で行われました。記念行事には、卒業生、在校生と教職員、日朝友好・朝鮮学校支援団体の代表ら約400人が参加しました。

第1部は大運動会。例年よりも趣向をこらして、園児・児童・生徒らはもちろん保護者や卒業生、地域同胞たちも参加できる競技が多く準備されました。

午後からは場所を体育館に移して、第2部の祝賀行事が行われました。館内には朝鮮料理をはじめとする各種飲食物を販売する屋台や、子どもたちの遊び場が設置されました。

あいさつした河舜昊校長は「朝鮮学校はただ人がいれば存在する学校ではない、民族の伝統、言葉、文化や精神を必ず守るという強い意志と努力があって維持されていくものだ」「時が流れ、時代が変わっても絶対に変わらないものがある。私たちはそれを守って次の世代へ引き継いでいきたい」と決意を語りました。

日朝県民会議からは大日方有司会長代行)があいさつ。大日方会長は、日朝友好、学校支援の活動を今後とも頑張っていきたいと述べ、この間に集めた学校への寄付金80万円を河校長へ手渡しました。

大阪朝鮮歌舞団の公演も記念行事に花を添えました。公演終盤、地元長野の若者と歌舞団がコラボしたパフォーマンスで会場の雰囲気は最高潮に。チャンゴやケンガリが打ち鳴らされる中、参加者たちの踊りの輪が広がりました。

運動会では幼稚園児も徒競走で頑張った

民族衣装を着て踊りを発表

松本蟻ケ崎高校の生徒が手掛けた作品をバックにチャンゴ演奏

屋台も出た式典には約4百人が参加

 

裏金・統一教会に頼り、国民生活と平和を壊す自公政権は退場を

立憲野党の躍進で国民・労働者のための政治、政権交代を実現しよう

総選挙投票日は10月27日(日) 期日前投票の活用も

石破政権が発足しましたが、国会で十分な議論も行わず、10月9日解散、15日公示、27日投開票の総選挙を強行しました。

石破首相は自民党総裁選の中で掲げた「裏金議員の選挙での厳しい処遇」「日米地位協定の改定」「選択的夫婦別姓制の導入」などは、首相就任後に態度を一変させ、発言を修正したり封印したり、発言と行動が一致しないブレた対応に終始しています。また、衆議院の解散についても総裁選では、国会で十分に議論してからなどと発言したにもかかわらず、早期解散を強行するなど、すでに国民からの信頼感を失いつつあります。

投票日は10月27日(日)。国民生活と平和、民主主義の将来のために何としても自公政権の過半数割れ、政権交代への道すじをつけましょう。

県労組会議総選挙推薦候補

長野1区 しのはら孝  長野2区 下条みつ

長野3区 神津たけし   長野5区 福田じゅんた

県労組会議が4候補に「政策要望書」を提出

県労組会議は各選挙区の推薦候補者あてに「政策要望書」を提出し、その内容を尊重して国政にのぞむように求めました。

公示日の15日、16日に4人の候補者事務所を訪問して要望しました。政策要望書の内容は下記の通りです。

政 策 要 望 書

 第50回衆議院総選挙に向け、長野県平和・人権・労働組合会議、各地区労組会議は、下記の通りの政策要望を提出します。貴殿におかれては、私たちの政策要望を尊重していただき、当選後の国会活動に反映していただけるように要請いたします。

1.立憲主義に基づき、憲法9条の改悪に反対し、基本的人権の尊重、平和主義、国民主権を掲げる日本国憲法の原則を徹底して守ります。

2.核兵器禁止条約を批准し、脱原発と再生可能エネルギーへの転換を積極的に進めます。

3.沖縄県の米軍辺野古基地建設に反対し、日米地位協定の改定を求めます。

4.勤労者の生活を直撃している物価高に対し、家計への直接的補助の拡充、中小零細事業者の雇用と事業を守るための支援策を拡充します。

5.労働基本権を擁護し、労働者全体の賃金引き上げと解雇規制の自由化に反対するなど労働者保護ルールの堅持、官民の非正規雇用の待遇改善を図り、正規雇用化をめざします。

6.男女の賃金格差、雇用格差をなくし、女性が安心して働き続けられる権利確立に取り組みます。また、LGBTsなどすべての差別の解消に取り組みます。

7.真の地方自治を実現するための財政を確立し、人員確保を進めます。病院、保健所、保育所、水道など市民の健康と生命にかかわる公共部門の充実をはかります。

8.中小零細企業、地場企業への支援を拡充し、下請け企業の価格転嫁や適正価格での雇用保障、労働条件の維持・向上に取り組みます。

9.公共交通の人手不足への対策を徹底し、ライドシェアなどタクシーの規制自由化に反対し、地域公共交通の維持、活性化対策を強化します。

10.国有林は「国民の共有財産」であり、地球温暖化防止の観点からも十分な予算を投入します。

11.食料自給率の向上や食の安全を確保し、地域における農林水産業を再建します。

長野相生座・ロキシーでミャンマー映画『夜明けへの道』上映中!(~10/17木まで)

ミャンマーの現状を記録したセルフドキュメンタリー

ミャンマー民主化を支援する信州の会が上映に協力している長野相生座・ロキシー(長野市)でのミャンマー映画『夜明けへの道』の上映期間は残り1週間となりました。
 
明日10/12(土)~10/17(木)の上映時間は12:20~14:10となっております。
一日一回の上映です。ぜひ映画館でご覧いただけたらと思います。
 
配給収益の一部は支援金とし、コ・パウ監督らを通じてミャンマー支援にあてられます。

ミャンマー軍に対する市民たちの粘り強い抵抗が続いている

特別鑑賞券を事務局で取り扱いしています

特別鑑賞券(1,100円)を事務局で取り扱っております。
お求めの方はお問い合わせください!
 
電話 026-234-2116(平日9:00~17:00)
 

ミャンマー国内では子どもたちの教育機会が奪われていることも危惧されている

コ・パウ監督からのメッセージ

この映画の制作の動機は、私たちアーティストも独裁者の革命の中で、自らの人生、成功、家族全員の生活を代償に払ってきたことを知っていただきたいのです。
この革命は大きな成果を上げています。最後まで進むべきだと感じています。もう後戻りはできないということを理解していただきたい。

コ・パウ監督

 
映画『夜明けへの道』公式サイト
https://yoake-myanmar.com/
 
長野相生座・ロキシー
http://www.naganoaioiza.com/

「2024ミャンマー交流フェスタin信州」開催しました!

ミャンマー文化を楽しみ交流を深められた1日

「2024ミャンマー交流フェスタin信州」が、9月29日(日)、ながの表参道セントラルスクゥエア(長野市)で開催され、無事にイベントを終了できました。ご来場くださった市民の皆様、ミャンマーにゆかりのある皆様、ステージを盛り上げてくださった出演者の皆様、準備から当日の運営までご尽力いただいたスタッフの皆様、本当にありがとうございました。昨年にひきつづき2回目の開催となったミャンマーフェスタを成功させることができました。

カレン族の伝統舞踊

モン族の王朝時代の華麗なダンス

司会を担当してくれた3人

「舞響太鼓 雅」の圧巻の和太鼓パフォーマンス

長野県内でもミャンマー出身者が増える

クーデターから3年8ヵ月が経過して、ミャンマーの報道が少なくなるなか、あらためてミャンマーの踊りや音楽などの文化を切り口にして、多くの市民の方々にミャンマーについて知っていただけるきっかけとなるイベントにできました。
長野県内在住のミャンマー人の方は739人(2023年12月31日現在)と1年で262人も多くなりました。県内在住のミャンマー人のほか、東京からもミャンマー人グループが応援にかけつけてくれ、遠く離れた日本・信州でミャンマー出身者が一堂に集う機会にもなり交流を深められました。
 

今年もミャンマーの伝統的な踊りや音楽がステージで披露

ステージではミャンマーのモン族やカレン族のダンス、ミャンマー友好協会副会長のキンモーモーさんのダンス、チンロン(ミャンマーのけまり)のほか、ミャンマーの状況についてNUG日本代表ソーさん、在日ミャンマー人民主化活動家のウィンチョウさん、マティダさんご夫妻からご報告いただきました。

キンモーモーさんのダンス

キンモーモーさんの生徒さん

NUG日本代表からミャンマーの現状が報告

ウィンチョウさんとマティダさん

ミャンマーの現状を知るためのブースも

会場内のブースではクーデター後のミャンマーの現状を知るための写真・パネル展示、長野相生座・ロキシーで上映されているミャンマー映画『夜明けへの道』の紹介ブース、ミャンマー現地の避難民キャンプとオンラインで繋ぎ現地の状況を知り交流できるブースなども設けられました。チェッターヒンやモヒンガーなどのミャンマー料理やミャンマーコーヒー、ミャンマー雑貨などのチャリティ販売ブースなども出店して賑わいました。

現地の状況を知らせる写真や新聞記事を紹介するブース

在日ビルマ市民労働組合のチャリティブース

ミャンマーの方々がモヒンガーやチェッターヒンの準備

善光寺木遣り保存会からミャンマーへのエールの木遣り

今年もオープニングステージでは、善光寺木遣り保存会の皆様から、ミャンマー交流フェスタ御祝いミャンマーがんばれの木遣りを頂戴いたしました。子どもたちも参加して、素敵な木遣りを披露してくれました。ミャンマーの方々も善光寺木遣りや「舞響太鼓 雅」の迫力ある和太鼓演奏に見入られていました。ダンススタジオブロードウェイの子どもたちの元気なダンスの合間には、今年も東京外大院生の石川航さんからミャンマー情勢やミャンマーを知るための「ヤンゴンかるた」の取組みについてお話いただきました。

善光寺木遣り保存会の皆様のステージ 今年は回向柱に模した柱も登場!

ブロードウェイの子だもたちのダンス

子どもたちのダンスの合間には「ヤンゴンかるた」クイズ

ミャンマー支援募金にたくさんのご寄付

会場内に設置したミャンマー支援募金箱には、76,331円のご寄付を皆様からいただきました。全額ミャンマー避難民への支援に寄付させていただきます。
信州から、日本とミャンマーのつながりをより深める一日にできました。
本当にありがとうございました。

最後は全員がステージにあがりました

 
 
 
2024ミャンマー交流フェスタin信州サイト
https://myanmar-festa-shinshu.jimdosite.com/
 
ミャンマー民主化を支援する信州の会Facebook
https://www.facebook.com/democmyanmar.shinshu