長野県内外のミャンマー人も多数参加
10月29日、長野市のながの表参道セントラルスクゥエアで、ミャンマーと日本の文化交流とミャンマー民主化問題をテーマにしたイベント「ミャンマー交流フェスタin信州」が開催されました。曇天で少し肌寒い一日でしたが、多くの市民の方々にミャンマーについて知っていただけるきっかけになるイベントとなりました。
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軍事クーデター後の現状を知る機会にも
ミャンマーでの軍事クーデター後、東京等で開催が続くミャンマー支援イベントが、長野県内で初めて開催されました。県内在住のミャンマー人、支援団体の他、東京からもミャンマー人グループが応援にかけつけ、約3000人の参加者がミャンマー文化に触れ交流を深めました。ステージでのダンスや歌やチンロン(ミャンマーのけまり)の合間には、母国の窮状を訴えるスピーチがあり、また会場内のブースではクーデター後のミャンマーの現状を知るための写真・パネル展示が行われ、報道の少なくなっているミャンマー情勢について知る機会にもなりました。
ミャンマーの多様な文化に触れた一日
イベントではミャンマー料理やドリンク、ミャンマーの服飾や雑貨などのチャリティ販売ブースなどが出店して賑わいました。ミャンマー民主化を支援する信州の会も実行委員会に関わり、メンバーは当日スタッフとして参加しました。初めての取り組みでもあり、準備期間も含め大変でしたが、フェスタ当日には多くの方にご来場いただけ、ミャンマーの文化や現状について知っていただくことができ本当によかったです。また長野県内でも、クーデター前と比較して500人以上と倍増しているミャンマー出身者が一堂に集う機会にもなりました。
ミャンマー交流フェスタ御祝いの木遣り
荻原長野市長から開会あいさつ
オープニングステージでは、善光寺木遣り保存会の皆様から、ミャンマー交流フェスタ御祝いの木遣りを頂戴いたしました。善光寺木遣り保存会会長の荻原健司長野市長からは、ウクライナやイスラエル・ガザなどと共に争いがつづくミャンマーにも早く平和が訪れてほしいとごあいさつを頂きました。その後、ミャンマーのモン族の王朝時代の舞踏や、ミャンマーにルーツを持つ姉妹の弾き語り、長野県内在住のミャンマー出身者の歌などが披露され、歌と共に平和への願い、ミャンマーへの思いを語っていただきました。
地元長野からは、国際色豊かなメンバーによる和太鼓「七福太鼓」の迫力ある演奏が披露されました。ダンススタジオブロードウェイの子どもたちの元気なダンスの合間には、東京外大院生の石川航さんからミャンマー情勢やミャンマーを知るための「ヤンゴンかるた」についてお話いただきました。楽しい時間を過ごしながら、ミャンマーとの交流の深めることができました。
県内外のミャンマー人の方々と支援団体が協力して開催
ミャンマー支援募金箱には、119,240円のご寄付が集まりました
今回、ミャンマーをテーマに県内外の団体と協力してミャンマー交流フェスタin信州を開催できたことは大きな意義をもちます。遠く離れた故国を思うミャンマーの方々のステージでの訴えは、県内外で活動する団体のメンバーやミャンマー出身者自身を勇気づけました。ミャンマー民主化を支援する信州の会は、今後もこの経験をいかしてとりくみを進めていきます。
ご来場いただいた皆様、準備・運営に携わっていただいた皆様に感謝申し上げます。
会場の各ブースに設置したミャンマー支援募金箱には、119,240円のご寄付を皆様からいただきました。全額ミャンマー避難民への支援に寄付させていただきます。
ありがとうございました。