御開帳訪れた観光客に呼びかけ、1時間半で13万円の善意

6月11日、ミャンマー民主化を支援する信州の会(代表=若麻績敏隆・善光寺白蓮坊住職)は、御開帳で賑わう善光寺仁王門でミャンマー民主化支援の募金活動を在日ミャンマー人の皆さんと一緒に行いました。

ミャンマーの国軍・軍事クーデターから既に1年4カ月。警察・国軍による暴力的な鎮圧によって、2,000人を超える市民が虐殺され、大規模デモができないように強圧的な警備体制が敷かれています。そのなかでも、市民は小規模・短時間のデモやサイレント・ストライキなどで粘り強い抵抗を続けています。

ロシアのウクライナへの軍事侵攻の報道が連日続いているなか、ミャンマー民主化問題への関心が薄れてきています。しかし、ミャンマーに自由と平和はいまだ回復していません。ウクライナでもミャンマーでも犠牲になっているのは市民であり子ども達です。

ミャンマーを忘れない!ミャンマー民主化を支援する募金は、この日、1時間半で13万67円の善意が寄せられました。十分な食べ物もなく避難を余儀なくされている市民をはじめ、子ども達に、食料・医療などを届けるために活用させていただきます。

善光寺での募金活動は代表を務める若麻績住職の手配で実現しました。

募金活動の後、15時から善行寺本堂で犠牲者を弔う法要も行われました。参加した31人の一人ひとりの名前を読み上げてもらい追悼しました。

信濃毎日新聞(2022年6月12日)

仁王門の下には多くの観光客が

在日ミャンマー人も募金を呼びかけた

募金をしていただいた方には特製のポケットティッシュを贈呈

回向柱の前には行列が