交通運輸関係の労組でつくる県交運が総会
バスや鉄道、タクシー、運輸産業の労働組合でつくる長野県交通運輸労働組合協議会(県交運)は昨年12月14日、関係労組からの代表者と県議、市議などでつくる交通運輸関係議員団など約20人が参加し、長野市内で第56回定期総会を開きました。
交通運輸産業、とりわけバス・タクシー、鉄道などの公共交通は、この2年間の新型コロナウイルスの感染拡大によって、利用客が激減し大変厳しい状況に置かれています。交通事業の存続さえ危ぶまれるなか、私鉄労働者の収入も大幅に切り下げられ、年収で100万円も低下する労働者も続出しています。地域の公共交通を維持することは、住民の移動する権利を保障する公共サービスと位置付けられます。今ほど、国や県、市町村の公的支援が求められているときはありません。
総会では、長野県に対する交通運輸政策要求を提出し、厳しい地域公共交通や運輸産業の実態を行政が支援する方策を求めていく方針を確認しました。