国鉄闘争を語り継ぐ紋別・美幌の会(旧国労闘争団)が斡旋
1㎏4200円 5袋以上ならご家庭・職場など、どこへでも発送できます
国鉄(日本国有鉄道)が1987年4月、分割・民営化されJRが発足して35年を迎えようとしています。国鉄からJRに移行するにあたって、国鉄職員がJRに「採用」されましたが、国労(国鉄労働組合)に所属している多くの組合員が「不採用」となりました。国労は、当時のナショナルセンター・総評(日本労働組合総評議会)の運動をけん引する労働組合であり、国民の財産である国鉄を分割・民営化する政府の方針に反対していました。政府と国鉄当局が一体となり、この国労組織をつぶすためにJRから多くの国労組合員が排除されました。
JRに採用されず「国鉄清算事業団」に籍を置いた国労組合員は、1990年3月末で1047人が事業団からも解雇されました。解雇された国労組合員は北海道・九州を中心に「闘争団」を組織して、国鉄当局・JR、政府の組合つぶしに抗議し、不当労働行為の責任を追及、不当解雇の撤回とJR採用を求めて闘い続けました。争議は25年間もの長い間続き、最終的に解決金が支払われて終結しました。1千名を超える労働者が四半世紀にわたって闘い抜いた国鉄闘争は、日本の労働運動の歴史に刻み込まれました。
長野県労組会議は、北海道の紋別・美幌闘争団の国労組合員を支援してきましたが、争議の解決後も、県労組会議は、国鉄闘争の意義を継承するため、紋別・美幌闘争団の元団員でつくる「国鉄闘争を語り継ぐ紋別・美幌の会」と交流を続けています。
「紋別・美幌の会」は毎年、オホーツク海でとれた冷凍ホタテ貝柱を斡旋しています。「紋別・美幌の会」の元団員は元気に生活を送っていますが、北海道のオホーツク地方は、安定した職もなく、生活のための収入確保は困難が伴います。ホタテの収益の一部は、「紋別・美幌の会」の活動と生活応援のために活用しています。
冷凍ホタテ貝柱の販売価格は、1㎏で4200円、5袋以上まとまると送料無料で職場や家庭にお届けします。購入を希望される方は、県労組会議事務局までお問い合わせください。