2月18日に長野市で 主役の松尾聖子さんも来場

建設や輸送、生コン関連産業で働く労働組合でつくる全日本建設運輸連帯労働組合(全日建連帯労組)関西生コン支部に対し、警察や検察、経営者団体などが一体となって弾圧を加えている事件は、現在、裁判や労働委員会などで闘いが継続しています。正当な組合活動を刑事事件化し、81人もの組合員を不当逮捕・起訴した弾圧事件は前代未聞です。関西生コン支部にとどまらず、すべての労働組合の権利に関わる事件だと位置づけられます。もしこのまま、関西生コン支部の弾圧が「正当化」されるならば他の労働組合の活動にも影響が及びかねません。

このたび全日建連帯労組は、映像を通し事件の真実を広く訴えることが重要だとして、ドキュメンタリー映画を制作、昨年秋に「ここから『関西生コン事件』と私たち」(土屋トカチ監督)が完成しました。

映画の紹介文では以下のように記されています。

「襲いかかる警察。つぎつぎに逮捕される組合員。ストライキやビラまきなど当たり前の労働組合活動が、日本ではいつから組織犯罪とされるようになったのか。無法地帯と化した生コン業界で、組合員という理由だけで仕事も奪われていく――。逮捕された組合員のべ81人、組合脱退者500人以上。戦後最大規模の組合弾圧事件=「関西生コン事件」は、仲間と家族を引き裂き、強さを誇った組合は壊滅的危機に陥った。だが、踏みとどまって、苦しみながら、もがきながら、ここから運動を立て直そうとする確かな胎動がある。関生支部の真実と現在を、ひとりの女性ドライバーを中心に描き出す」

県労組会議、長野地区労組会議では、この間、関西生コン支部から組合員をお呼びしてオルグや報告集会などに取り組んできました。今回、上映実行委員会をつくり、一人の女性労働者を通して関西生コン支部事件の真実を訴えるドキュメンタリー映画の上映会を企画しました。

ぜひ多くのみなさんがこの映画を鑑賞していただけるようにお願い申し上げます。

1.上映日時  2月18日(土) 10:00

2.場  所  長野県労働会館 5階 大会議室 長野市県町532-3 電話026-235-3216

3.名  称  「ここから『関西生コン事件』と私たち」上映会in長野

4.主  催  「ここから『関西生コン事件』と私たち」上映会in長野実行委員会

※構成団体 県労組会議/長野地区労組会議/I女性会議/県護憲連合/戦争をさせない1000人人委員会・ながの

5.内  容

①映画上映(74分)

②報告・関西生コン支部事件とは何か 小谷野毅・全日建連帯労組書記長

③対談 松尾聖子・関西生コン支部組合員(映画主役)/西澤かおり・私鉄アルピコ労組川中島バス支部/進行役:松澤佳子・I女性会議

6.上映料金  一人1000円 ※パンフレット付き

7.申し込み  県労組会議まで ホームページ「お問い合わせ」 電話026-234-2116