「安保関連3文書」の閣議決定に反対します

12月16日に各地で反対・抗議の声をあげましょう

「敵基地攻撃能力」の保有は、専守防衛に反し、明白な憲法9条違反

岸田政権は「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」と言い換えた上で、12月16日に「安保関連3文書」(国家安全保障戦略/国家防衛戦略/防衛力整備計画)を閣議決定しようとしています。そして、防衛予算の倍増化方針を打ち出し、長射程ミサイルの開発や配備に入る方針です。

日本が、仮想敵のミサイル基地およびその発射を指令する中枢機能(つまり首都)をミサイル攻撃する能力を保有することは、明白な憲法9条および国際法違反となる先制攻撃に踏み込んでしまう可能性をはらむ重大事です。また一貫して「専守防衛」の範囲内で抑制的に安全保障政策を組み立てることで、戦争を回避し戦火を決して拡大させない「平和国家」として存立するという、戦後日本の国是を根幹から破壊するものであり、断じて許されることではありません。

暮らしと経済を脅かす軍拡競争に

「敵基地攻撃能力」を保有することは、ただ単に憲法をないがしろにする暴挙というだけではありません。底なしの泥沼のような軍事費の増大によって暮らしと経済を脅かす軍拡競争を加速させる上に、結局、戦争を誘発した結果、相手側のミサイル基地を全て破壊できるはずもなく、報復的なミサイル攻撃を正当化する口実を相手側に与えます。これは日本の被害をより甚大なものとしてしまうことに他ならず、国民の生命、自由および幸福追求権を守るはずの防衛政策としてもまったく機能しません。いま必要なのは、地域的安定をめざす柔軟で強力な外交努力です。

断じて、敵基地攻撃能力の保有は認められません。岸田政権の大軍拡政策に反対しましょう。

12月16日、長野駅前で抗議の昼休みスタンディンク゛

6つの県的団体でつくる「6団体共闘」と北信市民連合は12月16日、長野駅前で岸田内閣の安保関連3文書の閣議決定に反対・抗議するスタンディングを計画しています。

誰でもが参加できます。プラカードを持って集まりましょう!

◆と き 12月16日(金) 12時15分~13時

◆ところ JR長野駅 東急REYホテル前

◆主 催 6団体共闘/北信市民連合

※6団体共闘=戦争をさせない1000人委員会/九条の会/県護憲連合/県憲法会議/県労組会議/県労連

◆行 動 安保関連3文書の閣議決定に反対・抗議するスタンディング

※参加者による街頭宣伝、チラシ配布、横断幕・プラカード掲示

◆参 加 どなたでも参加できます。