4月23日 長野駅前でスタンディングを実施

反戦の意思示すプラカードを持って参加しよう!

2月24日にロシアがウクライナに軍事侵攻を開始してからまもなく2カ月を迎えます。

ロシア軍の攻撃によりウクライナ国内で民間人の死亡者が数千人規模で積みあがってきています。いかなる理由があったとしても、罪のない市民を虐殺する行為は断じて認めるわけにはいきません。ロシアはウクライナへの軍事侵攻を直ちに中止、即時停戦し、国際社会と対話を始めるべきです。

一方、NATO諸国もウクライナへの兵器・武器の供与などを強めていますが、戦闘を激化させ犠牲者をさらに生み、戦争を長引かせるだけです。NATOは対話による解決を模索するべきです。また、自民党や維新の会などがこの機に乗じて、核兵器の「共有」や敵基地攻撃能力の保有、緊急事態を想定した憲法改悪論議の強行など、「火事場泥棒」的な対応を取っていることにも強く抗議します。

戦争をさせない1000人委員会や県護憲連合、県原水禁などは、ロシアの軍事侵攻から2カ月となる4月23日、反戦平和の意思を示す長野駅前でのスタンディング行動を計画しました。九条の会や県労連などとの共闘の行動です。

誰でも気軽に参加できる行動です。プラカードに平和を求める思いを書き込んで集まりましょう!

◆と き  4月23日(土) 13時~13時45分

◆ところ  JR長野駅 長野東急REIホテル前

◆主 催  6団体共闘(戦争をさせない1000人委員会/県護憲連合/県労組会議/九条の会/県憲法会議/県労連)

◆内 容  ・ロシアの軍事侵攻に抗議し、即時停戦を求めるスタンディング/ハンドスピーカーによるアピール

3月24日、侵攻1カ月にも長野駅前で50人がスタンディング

ロシアのウクライナ侵攻から1カ月にあたる3月24日にも、長野駅前で約50人がロシア軍のウクライナからの撤退、即時停戦を訴えるスタンディングを実施して、道行く人々にアピールしました。

アピールには、松澤佳子さん(県護憲連合代表委員)、山田和敏さん(県労組会議事務局次長/自治労)がマイクを持って訴えました。

以下は、お二人のアピール内容(要旨)です。

「参院議長の戦闘を称賛する発言に背筋が寒くなった」

松 澤 佳 子 さん (県護憲連合代表委員)

ロシアのウクライナ侵攻から1か月、子どもや女性、多くの市民が犠牲になっている。昨日(3月23日)、国会でウクライナのゼレンスキー大統領が演説した。ウクライナの市民が厳しい状況に置かれていることを話されてたが山東昭子参議院議長が「 多くの人々が命を顧みず、祖国のために戦っている姿を拝見し、その勇気に感動した」と発言したことに背筋が寒くなった。日本は第2次世界大戦でアジアの国々に侵略し、その深い反省から憲法9条で「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれ放棄する」と定めた。一刻も早い停戦を求めて平和外交をすすめるべき。また、ウクライナの原発が危険な状況に置かれていること、住み慣れたふるさとに戻りたい気持ちも訴えていた。東電福島原発事故を経験した日本だからこそ、みんなでいかなる戦争にも反対の声をあげていこう。

「暮らしや文化、住む人の思い出も奪う戦争に改めて激しい憤り」

山 田 和 敏 さん (県労組会議事務局次長/自治労)

連日、メディアではロシア軍により破壊されるウクライナの町の様子や、戦争から逃れる人、傷を負う人の姿が報じられている。そうした映像を見るたびに、心が重くなり、この1ヵ月、どうしても明るい気持ちになりきれない、塞ぎこんでしまうような気分になっている。ロシア軍の攻撃はやむことなく、港湾都市のマリウポリでは避難所となっていた劇場が攻撃された。首都・キエフでは大型のショッピングモールが標的となりミサイル攻撃で無残に破壊された。爆撃を受けた劇場もショッピングモールも、きっと町のシンボルのような場所だったのだと思う。そこでたくさんの人が家族や恋人、友人、職場の仲間などと一緒に楽しい時間を過ごしていた場所であったと思う。長い時間をかけ、そこで暮らす人や働く人が作り上げてきた町の暮らしや文化、そこに住む人の思い出も破壊し、奪う戦争に改めて激しい憤りを感じている。1ヵ月前までは、まさか、この21世紀に他の国を武力で侵略するようなことがまかり通るとは思っていなかった。国際社会は二度の世界大戦を経て、戦争の違法化を進め、大国による一方的な侵略を許さない方向に進んできたのに、プーチン大統領はその歴史の流れを100年・200年逆行させてしまった。プーチン大統領にも一定の理由があるようだが、武力を使って、一般市民を巻き込みながら他国の町やそこに住む人を踏みにじるようなことは到底許されることではない。今回の戦争から私たちの国のあり方なども考えることが多くなったが、今一番に思うことは、今回のウクライナ侵攻が一刻も早い停戦を迎え、この戦争に巻き込まれたすべての方に一日でも早く平和な日常が戻ってくることだ。皆さんとともに「戦争反対」、その思いを一つにして、できることをしていきたい。