朝鮮総聯県本部が成人式を開き12人が出席

在日本朝鮮人総聯合会長野県本部(朝鮮総聯県本部)は1月10日、松本市のホテルブエナビスタで「朝日友好新年会」を開きました。新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底して開かれた新年会には、在日朝鮮人や日本人の関係者約160人が出席しました。

新年会の冒頭、在日朝鮮人で20歳を迎えた青年女性を対象に成人式が執り行われました。昨年はコロナ禍で成人式が中止となったため、21歳の成人と合同で実施されました。

成人式は朝鮮語で進行され、成人を代表してあいさつした朝鮮人女性は、日本社会で朝鮮人としてのアイデンティティをもって生きていくと成人の決意をスピーチしました。参加者に配布されたパンフレットには、12人の成人たちの抱負や両親への一言が掲載されています。一部を紹介します。

Kさん(女性)「20年間、ウリハッキョ(私たちの学校)のために汗を流すアツい大人たちの背中を追ってここまで来ました。自分ももう責任ある『大人』として、精神的に成熟できるように頑張っていきたいです!」

Kさん(男性)「朝大(朝鮮大学校)でしか学べないことをどんどん吸収していき、より社会に必要とされる人材、同胞社会に貢献できる人間になれるよう精進してまいります』

Pさん(女性)「(両親に)21年間、朝鮮人として育ててくれてコマッスンミダ(ありがとう)。アボジ(父)、オモニ(母)の子に生まれることができて幸せです」

Cさん(男性)「朝鮮青年として、人としてもっと成長できるように、臆さずさまざまなことに挑戦します』

朝鮮成人を代表してあいさつ